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緊急告知
10・21国際反戦デーを復活させよう。
明日9/4(月) 19:00より四ッ谷にて、
第一回実行委員会を行います。

2006年 9月 3日

                    塩見孝也


 ●この秋は、政治的、思想的激動の開始の時期です。

 安倍政権の誕生と改憲動向、アラブ、中東の動き、ブッシュ政権の動向、アジアと日本の関係、この近未来10年ぐらいの日本(と世界の)行方が決まる、執権勢力と民衆の攻防の開始の時期といえます。

 生きぬき、良き人生を民衆が獲得するには、日和見主義を止め、勇気を奮い起こし、自主的に進み出て、闘かわなければなりません。
 叉この秋、ゾロ出てくる共謀法制定制定の動きを最後的に消滅させてしまう必要があります。

 テロに対して、言論、表現の自由を守るか否かは、表面の政治の裏の隠れた、もう一つの、最大ともいえる思想的、政治的攻防環です。

 言論人、思想家、表現者、社会運動家、各種メディアの人々らは、この理不尽なテロに断じて怯んではなりません。

 このような、職業にない、庶民民衆も、自分には関係のないことと、傍観してはなりません。

 このような、テロの猖獗に、皆が言うべきことを言わなくなり、沈黙した30年代初期の事態が、国家主義、軍国主義への道を開かしめていったことは、歴史の教訓とするところではないでしょうか。 

 断固たる、自衛・防御の処置をとりつつも、覚悟を固め、テロによる言論圧殺に、一対一的「赤色テロ」を対置するようなアホなことは絶対にせず、あくまで、言論戦、思想戦、政治戦で大衆的、民衆的に封じ込め、そのテロの思想的根元にまで踏み込んで、批判し、テロ跋扈の風潮を芽の内に摘み取ってしまわなければなりません。

 「非合理主義」にも、合理的に説明しうる根拠、思考法、思想内容があります。

 その愚かしさ、非合理性、反民衆性を摘発して、確固たるテロ根絶の砦を内なる精神と外の社会的関係の中に築いてゆこう。

 共謀罪とテロ、これが保守反動勢力が持つ、二つの民衆抑圧の匕首といえます。



 ●明日は「九条改憲阻止の会」の「10・21国際反戦デー」での決起、第1回実行委員会です。
 僕も出席し、決起の挨拶をし、諸提案を聞き、僕なりの意見を述べます。
 皆さんも、出来るだけ、都合をつけご参加願えれば、と思います。

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第1回実行委員会
・9月4(月) 19時〜21時半

・イメージユニオン事務所 TEL: 03−5368−8196 (fax03−5368−8194)

                         e-mail : kyujokaikennsoshi@utopiaocn.ne.jp


〒160−0004 東京都新宿区四谷4−23 第一富士川ビル 3階

・議題1: 10・21行動の性格、位置づけ、
・議題2: 行動試案、新規提案の検討

 僕も、4日の1回目から、皆勤し、微力ながら、盛り立ててゆく所存です。
 この、実行委員会は何人にも開かれています。皆さんの、特に若い人達の、参加を訴えます。

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“10・21”は、60年代の半ば、アメリカ帝国主義のベトナム民族独立闘争への反革命鎮圧行動が激しくなり、日米安保条約の下、日本政府の加担、協力活動が、活発化し、在日米軍基地がフル稼働し始めた時期、毎年、毎年10・21に日本民衆は「国際反戦デー」と銘打ち、世界の反戦運動と連帯し、「反安保、ベトナム侵略反対」の旗印を掲げ、反戦行動を、まとまった形で、集中して取り組みました。

この過程で、10・21は70年安保闘争の中で、民衆の祝祭日となって行きました。
 春の「4・28沖縄デー」と共に秋の「10・21」には、心ある日本民衆は、デモを東京を中心に全国各地で展開することを政治的慣習としていったのでした。

 この栄光の統一行動日が、いつの間にか70年代末から下火となり、80年代には、消えていったことは、実に残念なことです。

 2006年、本年、アメリカのイラク侵略、中東への反民衆的介入が深まり、日本では、自衛隊が派遣され〈一応、撤退はしたが〉、改憲情勢が進展していっていると情勢の中で、日本民衆が、「10・21国際反戦デー」を復活することは、実に意義深いことです。


 1:実行委員会は、諸外国の反戦運動と連携し、「戦争と平和の問題」が、一国主義的ではなく、民衆の世界的規模の闘いの連帯の方向で、唯一正しく、解決されることを明らかににし、然るべき方策を採るべきこと。

 とりわけ、アジア民衆が連帯し、そこの諸国、諸民族の間で、生起しつ、国家主義、排外主義的に流され、いがみ合う悪しき情況を打破する必要が火急にあります。

 8・12〜8・15の「反靖国、キャンドル行動」のように、過去の加害者と被害者の関係を曖昧にせず、それでも、未来に向けて団結するような内容で、東アジア、アジアの民衆が、日米民衆の国際連帯と共に、日本民衆は意識的に追及する必要があります。

 2:日本の民衆運動の情況としては、民衆の階層分化を踏まえ、或いは、世代の体験の相違に基ずく、諸運動の蛸壺化情況を打破し、「反戦・世界平和、主権在民・民主主義」の旗の下、「小泉、安倍」体制と対決する、統一した体制が築かれる必要があります。
 「9条改憲阻止」の旗こそ鮮明であれば、ブントや新左翼の出自などに拘る必要は全くありません。
 叉、世代に拘ってはなりません。

 広く門戸を開き、あらゆる「九条改憲反対」の人々が、参加できるよう、叉各種共闘関係が広がってゆくよう、フレキシブル、融通無碍であるべきです。

 分けても、フリーター、ニートと呼ばれる、精神的には「壊されかかっている」青年労働者に、ターゲットを絞り、政治的覚醒を図ってゆく方策が必要です。

 各「民衆派」、「反戦派」の心ある民衆人士、政派、政党は、この点で、しっかり、過去にこだわらず、未来に向け、和解、団結してゆく必要があります。

 3:左右の「専守防衛」派の人々を、権力側に追いやらず,味方にするか、せめて、中立化させる、意識的方策が必要です。

 4:問題は実行委員会の行動力、宣伝・組織化能力です。この意味で、実行委員会をどう機能させ、どんどんと多くの人々の参加を得、どう適材適所の役どころを作り出してゆけるか、が検討されるべきです。財政の方策も大問題です。


 僕も、事務所に泊り込んで行くぐらいの構えで、尽力しようと決意しています。

 9・17の安部さんらとのトークは、参加者の情況を前提にし、盛り上げて行き、楽しくやりたいと思いますが、僕の本音は「青年たちよ、銃を取るな。銃をとるくらいなら、不服従を貫き監獄を選ぼう」です。

               塩見孝也