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「かりの会」八尾証言への声明
「八尾証言は良心の告白か」について

塩見孝也(自主日本の会代表)

「かりの会」の八尾証言への声明「八尾証言は良心の告白か」について
「自主日本の会」代表・塩見孝行也

1,現情勢における八尾証言の政治的性格、八尾さんの政治的性格について。-------極めて明確である。
 八尾さんは、本来なら貴重な朝鮮体験、見聞を正しく活かして「行方不明者問題」などで重要な役割を演ずることが出来るのに、残念ながら今は日米帝国主義の戦争推進の手先、先兵の役割を役割を果たしいる。しかしただただ一本調子にこのことを批判するばかりでなく、彼女をここまで追い込んだ主体的総括もやるべきである。(「よど号グループ」はこの気配りが欠けている。)

2,八尾さんの政治的性格と言っていることの区別と連関をしっかり見極める必要性。
 高沢や八尾さんの二重的性格について−−−−その彼我の関係における歴史性について。

3,「かりの会」は八尾の反動的性格から彼女の証言の意義、内容を全面的に虚為の無意義なモノと見ている。八尾さんが屈服、転向、手先化しているからといって、言っていることに真実がないとは言えないこと。ところが「よど号グループ」は彼女の転向をもって言っていることまで全否定する手法を使っている。これは間違っているし、彼らの真実隠蔽の自己合理化である。

4、我々は日米帝国主義の戦争推進策動と闘うと同時に「よど号」グループの朝鮮教条主義、朝鮮万歳主義、朝鮮盲従主義の偏向とも闘うべきである。朝鮮労働党も完全無欠ではない。問われているのは日本人民、民族、国民の主体性である。とりわけ民族的主体性、自主性である。

5、「よど号グループ」と朝鮮労働党は日米帝国主義の戦争推進策動と真っ向から闘うと同時に日本人民、民族である民族である有本さんとその家族、或いは二人の青年について
の安否、存在状況情況を極力調査し、明らかにし、能う限りの適切な処置を 速やかにとり、(もし朝鮮にいて、帰国や出獄を望んだ国を望んでいるなら速やかに解放し)日朝の間にある不信感とそれを契機とする戦争気運を英断を持ってもって取り除くよう、尽力すべきである。
 このような声明を出し、人民を人質に捕り、日本と日本民族、人民を脅かそうとしたり、それでもって人民を脅かそうとしたり、それでもって戦争気運をそいだりすることが出来る、思いこむのはとんでもない主観主義の錯覚である。
 朝鮮労働党と「よど号グループ」は日米帝国主義と同じレベルの政治、道徳的対
応に堕落してはならない。これは間違っているし、彼らの真実隠蔽の自己合理化が見受けられる。

6、日本人民、民族は日米帝国主義の戦争推進策動と朝鮮労働党や「よど号ごルー
プ」と連帯して闘うと同時と同時に朝鮮労働党の意義と限界もしっかり見きわめ、とりわけ「よど号グループ」の弱さとしてある朝鮮教条主義、朝鮮盲従主義の克服にもつとめなければならない。このようにならざるを得なくなっている事情に配慮を払いつつも。
 問われているのは日本人民、民族、国民の主体性である。とりわけ民族的主体性、自主性である。「よど号グループ」は日米帝国主義の悪業を批判することで、自らの弱さである朝鮮盲従主義に拝跪している。

3/21(深夜) 塩見 孝也