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*拉致問題について

石岡さん拉致「仲間に、と説得も手に負えず」よど号メンバー 支援者に明かす10月6日 東京新聞 社会面記事



 北朝鮮から死亡と伝えられた札幌市出身の石岡亨さん=失跡当時(22)=について、よど号事件で国際手配中の小西隆裕容疑者(58)らが一九九六年ごろ、塩見孝也・元赤軍派議長に「仲間にしようと説得したが手に負えなかった。(その後)手の届かない所に行った」と話していたことが五日、分かった。

 塩見氏は七日発売の月刊誌「創」(創出版)のインタビューで、その詳細を明らかにしている。

 その中で、塩見氏は一九九四年ごろ、石岡さんがよど号メンバーの妻二人と一緒に写った写真が雑誌に掲載されたことをただすと、小西容疑者は「まずいから騒がないでくれ」と答えた。

 九六年ごろ、小西容疑者らが石岡さんを拉致したことを前提にした上で、再び問いただすと、「オルグしようとしたけど、手に負えなくなった」と答え、結局、朝鮮労働党が出てきて「手の届かない所に行った」と話した、としている。

 しかし、よど号メンバーは一昨年ごろから「連れてきていない」と拉致を否定し始めた。塩見氏は拉致の否定を批判し、「真実を語ることがメンバーのため」としている。

 塩見氏は、よど号事件の実行犯には加わらなかったが、計画を立案したとして、実刑判決を受け服役。出所後は北朝鮮を頻繁に訪れ、よど号メンバーの支援を続けている。