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「重信さんへの手紙」
塩見孝也
重信さんへ
最終意見陳述を完成させるべく、精魂を傾けられていると思います。
当然、心身ともにお元気と拝察します。
貴方の奮闘に敬意を表します。
どうか、貴方の思うところで、立派な陳述をやり遂げてください。沢山の貴方の家族、友人、知人、同志が、又新たにこの公判に関心を持つ方々が傍聴に駆けつけます。
僕の方も、これまでもたれた3回の、「無期刑は政治求刑だ、重信さんは全く無実、無罪だ!(仮称)」集会実行委員会に皆勤しています。
徐々に集会の位置付け、骨組み、集会名称、企画、日時、場所が決まりつつあります。
基本的には反弾圧、法曹面での、無実、無罪の宣伝、それと「共謀法制定反対」を環に治安維持法―破防法―共謀共同正犯―現在の共謀罪制定の動きの法律上の弾圧史の認識を広めてゆくこととなるのではないでしょうか?
呼びかけのチラシ(趣意書といえるもの)、組織化の段取り、輪郭も明かになってゆくと思います。12月からゴーとなります。
貴方と弁護団の最終意見陳述、弁論が大きな武器となり、区切りを画し、それに、願くは、貴方の接見禁止解除がなされると、運動に大きな弾みがつきます。
接見禁止が解除されると、外側(僕も含めた)と貴方の意見交換が出来、救援運動は飛躍的に力を得ますね。
「ジャスミンを銃口に」優れた、感性豊かな詩集ですね。
貴方が、獄で、政治的、思想的に苦労され、それが、貴方を思想的に一回り大きくさせていっている、と感じます。
世界や日本の動きの大きな世界、他方では、身の回りのこと、仲間、友人、家族等へも気を配っていられるのでしょう。とりわけ、西川純さんなどに気をくばっておれると思います。
それら、一つ一つの積み重ねの苦闘の汗、涙があのような感性、表現、歌に結晶してゆかざるを得なかったことして、獄体験者の僕としてはよく分かります。
僕の方は、貴方の救援のほか、右翼民族派の「見沢知廉同志の反米愛国戦士としての追悼」の運動、「世界」や人間、民衆をしっかり、踏まえた反米愛国、民主主義、反自民(実質反小泉)、左右連合の統一戦線作り、「マル赤」関係やブント、新左翼関係の連帯の促進、或いは、よど号グループのヅレ、外部からのリモコン政治を直しながらの反弾圧での連帯らやっています。
10月31日、仲間達にも呼びかけ、傍聴します。健闘されんことを!
2005年 10月 24日
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