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『人民新聞』9月5日号から

 拉致問題の人道的見地からの早期解決!
「白船」平和義士団(ピョンヤン宣言
1周年記念訪朝団)11月訪朝の呼びかけ


 ☆言うべきことを言う民間外交

 画期的な「ピョンヤン宣言」から一年が過ぎたが、「拉致」問題を利用した反北朝鮮扇動に縛られて、宣言の中身は凍結されたままである。政府間交渉の膠着を民間の外交活動で再び軌道に乗せようと民間訪朝団=「白船」平和義士団の呼びかけがなされている。

 「白船」とは、ペリーの黒船との対比で命名されたそうだ。つまり、西欧的な価値観をアジアに押しつけるきっかけとなった黒船ではなく、平和の象徴である白船で、平和民間が寄稿を展開しようとするものだ。

 白船義士団を呼びかけた塩見孝也さんは「ピョンヤン宣言は、近代における日朝間に横たわっていた諸問題の、基本的な解決方向が確認されている。拉致問題の衝撃と日本政府の対米追随姿勢やメディア等で創り出された北朝鮮への排外主義が煽られ、日朝関係は最悪の状態にあるが、日本国民は冷静さを取り戻し、根底において戦争を望まず、平和を望んでいる。『日朝不戦』『ピョンヤン宣言実行』、あらゆる核武装反対、拉致問題の人道的見地による早期解決、日朝国交正常化を訴えたい」としている。

 白船義士団の基本的立場は「不戦」である。「日朝双方が、どんなことがあっても戦争はやらない、起こさせないという『不戦』を確認する」(呼びかけ文)ことを出発点として、東アジアの平和へとつなげていくとう構想だ。

 「言うべきことをしっかりと主張し、また、朝鮮側の信ずるところをしっかり聞き分けて(塩見氏)、対話を積み上げていく。


 ☆許せぬ石原発言

 「石原都知事が、田中均氏へのテロを容認する発言を行ったが、これは右翼反動の北朝鮮バッシングと深くつながっている。朝鮮とその立場につながる人に対しては、何をやってもいいのだという許しがたい発言だ」、こう批判する塩見氏は、「今は、戦争か否かの深刻な転換点。石原の発言はその兆候だ」として、「暴力に対しては暴力ではなく、人間を信頼した非暴力の論理を対置すべきだ」と主張する。

 現在参加を表明しているのは、イラク反戦を闘い抜いた人々が中心だそうだが、多くの在日朝鮮・韓国人青年も参加・協力している。「北朝鮮系・韓国系・日本の民族派・左翼など背景は問わず、「不戦」で一致する人々」の参加を呼びかけている。    



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