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「10・21国際反戦デ−」を記念した
「10・20、9条改憲を許さない共同行動、
今期、第2波、秋季行動」(仮称)

についての提案

2007年9月11日

9条改憲阻止の会 (文責、塩見孝也、淵上太郎)

以下の提案は、去る9月5日、「9条改憲阻止の会」の拡大事務局会議で承認されたものです。

皆さんが検討され、ご意見を提出され、提案の基本内容、方向性につきまして、ご賛同をお願いしたく思います。


9月14日(金) 起ち上げの実行委員会へのご参加を。

この提案を、9・14(金)の集まり提案し、この集まりをもって、「9条改憲を許さない10・20を中心とする秋季共同行動」の第1回実行委員会とします。

9月14日(金)、18:00〜21:00、日本キリスト教会館、4F,A−B会議室でやります。

呼びかけ対象:670名近くの6・15行動の呼びかけ人になってくださった人々を中心にして、それ以外にデモ参加やカンパ、何らかの諸活動らで、この運動に参加されたりしたすべての協力者や今後、この運動に新たに参加されんとするすべての人々


秋の「9条改憲阻止! 」を基本スローガンとする大衆行動として、国際反戦デーを記念して、これまで、大体のところ10・21が考えられていましたが、会場の都合などから、10・20、新宿となりました。


10・20闘争を闘うにあたっての確認すべき三つの前提について

6・15行動の成功、参院選の結果らを踏まえた場合、与党の参院選過半数割れの事態が生まれる中で、われわれの反9条改憲闘争も新たな政治環境におかれ、新たな段階に達しつつあります。

この点で、「阻止の会」の運動・組織化方向、「会」の組織状態も、これに照応しつつ、これまでの見地を踏まえ、より豊富化してゆかなければなりません。

一つは、運動の幅を広げる問題です。

9条改憲阻止の運動を2010年、3500万の賛同者の獲得を射程に、改憲の運動を完全に根絶やしにしてゆくような全国民的、全民衆的運動として定着させてゆく持久的、長期的プランの練り上げが必要です。

自民党が、戦後系統的に「自主憲法制定」の綱領を定め、活動してきたように、われわれ民衆側も、民衆の側に、憲法を民衆的、民主主義的、国民的、ある種の民族的意味合いにおいて、総じて国民主義的規模で、憲法9条の意義を定着させてゆくレベルでの対応が必要です。
 この観点で、民衆の生活の中に、憲法9条尊重精神、慣習、文化を定着化させてゆく活動が必要と思います。

そのために、種々の反改憲の思想と運動の多様性、異質性を包含しつつ、老、中、青の三世代結合、特に、青年、女性、主婦層への浸透を図ってゆく。

いまだ知らない人々へ!民衆の底辺に運動を届かせ、掘り起こしてゆく。

そのために、10・20では、不安定、流動労働者といわれる「プレカリアート」の層を運動隊列に加えることを意識的に追求する。

いまひとつは、主婦層を中心にして、女性たちを隊列に加えることを意識的に追求する。

二つは、反改憲闘争の内容的深化の問題です。

この点につきましては、二つある、と思います。

・条文上の「改正」を許さないことを起点にしつつも、すでに、憲法9条の骨抜きか、空洞化がなされてきた現状態、言うならば、「違憲」の状態としてある、自衛隊の存在を、段階的に縮小し、最終的に解消してゆく、条文上の9条改憲反対にとどまらない、実質上の反9条改憲運動を追及してゆく活動、方針。そのための、民衆の側の自衛、安全保障論議らの深化の必要性。

・9条骨抜き化、空洞化の事態は、憲法より安保条約を優位にしてきた、米軍の駐留、米軍基地の存在等々、戦後日本の日米関係にあります。

そうである以上、われわれの反改憲闘争、憲法9条の実効化、実質化は、日米安保の条約上の破棄、かつ、実質上の破棄と不可分一体となってゆくことが確認される必要があるとおもわれます。

・とはいっても、これらの論議は、さしあたって、自衛隊の海外派兵をやめさせるものとして、今秋、国会攻防となる「テロ特措法案粉砕!」の国会座り込み、ハンスト、その他の国会周辺でのパーフォーマンスらの諸行動に凝集するものとしてなければなりません。

三つは「会」の力量の総合的強化、自己育成の問題です。

そのための、「会」の組織性格、原理の再確認作業を強めてゆく、また、この原則にのっとって、各会員が自主性、創造性を発揮し、多種多様に、思いついたことに挑戦してゆく必要があります。

バンク構想、全国化に向けてのキャラバン構想、9・30、映画「ウイ」試写、上映・DVD販売、11・12浅沼稲次郎追悼会、街宣活動の試み、そのための街宣車の購入計画等々。<以下略>


10・20に向けての具体的プログラム、方針。

・「9条改憲阻止!テロ特措法延長阻止!自衛隊のイラクからの即時撤兵!」の三つのスローガンを掲げ、闘います。

参院選後、死に体になっている安倍政権を追い詰め、打倒してゆく、国政の攻防環は「テロ特別措置法延長」を阻止することです。

今秋の、民衆運動と国会内の闘いの推移遺憾では、安倍政権の打倒は十分可能と言えます。

・関西、京都の10・21行動と連帯しつつ闘われます。相互連帯のための京都への代表団を派遣します。
・全体の実行委員会を9・14以外に1回か2回(計2回か、3回)やる。

実行委員会の事務局活動−事務局会議を、この間を挟んで恒常的に持ってゆく。

・名称は?

・10・20行動は秋季行動の山場、頂点ではあるが、この行動の単発に限定してはならず、「11月1日のテロ特措法の延長」を中心とする国会情勢に照応しつつ、この行動の前段に〈情勢のいかんによっては後段に〉、国会ハンスト、座り込み闘争の再開を追及する。

また、国会行動と連携しつつ、新宿で、新たな試みとして、「9条改憲祖阻止!テロ特措法延長阻止!自衛隊はイラクから即時撤兵せよ!」街宣活動を系統的、恒常的に行っていったらどうか。

他方で、これは、各自が、当然、地域や諸大衆団体の中で行動したり、各自でイベントなどやりつつ、共闘体制を整えてゆくことを前提にしています。

このような前段行動を積み上げつつ、これを10・20に集約してゆく。

10・20統一行動を、少なくとも、11・1までの一連の連続、連携しあう秋季行動の波状化のプロセスの中で設定してゆく。

前段でメディアを何とか食いつかせてゆく。

※藤山氏の映画の試写会の実現、これにちなんでのメディア会見作戦

当日の全体のプログラムは

・午後の歩行者へのアッピールを主眼とする新宿周遊デモ:大久保公園〈か、代々木公園〉に集合し、適当なデモコースを設定する。

・午後から夜への東・西・南・北の駅頭、駅地下での街頭情宣―――「赤紙」やチラシを撒きつつの街頭演説、街頭トーク。※「赤紙」の重要性、注目。

・本格的な夜の部  東口での街宣車を中心とする憲法トーク、演劇らの集会(そのやり方は?)

・ロフトプラスワンでの高洲基二氏らプロレスラー前田氏を招いての憲法トークとも連携する。

〜 以 上 〜