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「6・15国会デモ」 の報告

2006年 6月18日

                    塩見孝也


  6・15、この日は、お待ちかね、僕も力瘤を入れ、協力、支持、支援してきた「九条改憲阻止、国民投票法案は不要、樺美智子さん追善」国会デモに参加。

 この、模様は「朝日新聞」にも「写真」つきで、報道されてもいます。

 主要な構成は、230人前後で、70に近くなった60年安保闘争、第一次ブントの流れを組む人々でした。

 三派全学連や全共闘世代や反弾圧救援関係者やその後の世代も一割がた参加していたか?

 6・11の「塩見塾」に来られて居た人々も来られていました。

 僕も古い世代、僕が呼びけたりした人々など、多数の方にお会いしました。

 判断を保留していた人達で、重い腰を上げた人達も居ました。 

反対に、呼びかけ人に名を連ねていた人で、何がしかの事情で、参加されなかった方も居たようです。

 それに、50〜60名の友野君らも加わった、法大生が中心の、中核派系「全学連」がリードした青年たちが、日比谷野音前で偶然(?)にも、合流し、一緒に国会デモを行うこととなりました。

 ちなみに、この日、午前中、法政大学前の学生達の集会で、4名の青年が拉致的に不当逮捕されました。

 雨の中、約300名前後の隊列で、南通用門前で、樺さんを追善し、献花し、議面前で、社民党福島瑞穂党首等の出迎えを受ける中、「九条改憲阻止、国民投票法案は不要」の請願書を手渡しました。

 その後、デモは解散し、5時ぐらいから衆議院第二議員会館、第一会議室で、元参議院議員、学者の国広氏の講演や社民党の代議士の国会情報報告を受け、一日の行程を無事終了いたしました。

 「平和を捨てるような事態を決して生み出してはならない。」「改憲を許しては、死んでも死に切れない」こう言った思いを込めた、新左翼系先輩諸氏の想いはこの日に凝集的に、成功裡に爆発された、と確認されます。

 この行動、デモを成功させるために奮闘された関係諸氏の方々に、先ずは感謝の意を表明するものです。

 いろんな問題点も率直に吐露されたし、実際露呈もしましたが、叉数々の問題点も抱えているでしょうが、先ずは何よりも、60年安保世代が、沈黙を破り、「九条改憲阻止」の号砲を、その歴史を背負い、この分野から、打ち鳴らしたのは大きな歴史的意義があったと思います。

 先ずは、何よりも、このような、意義をしっかり確認しつつ、山積する問題点を克服しつつ、秋の10・21国際反戦デーに向け、着実に、反「九条改憲」の潮を生み出してゆくことでしょう。

世話人会は、これを,数々の澎湃として起こりつつある「反改憲の一戦線を担った」とぐらいに謙虚に捉え、「“大成”とせず、“小成”」とぐらいに考え、過去の歴史的経緯や若干の政治的意見の相違などに拘らず、共通の目標の大義を先ず第一義にして、「排除の思想」などの残りかすを完全、一掃し、広く門戸を開き、多様な意見を包含しつつ、融通無碍に対応し、世代毎,各界、各分野、各戦線の人材を結集し、インターネットらでブログなども作り、機動性、波及性を確保し、社会のオピニオンを担う一勢力、方向として、奮闘していただきたいものです。


 政治の流れは、確実に、権力者と民衆の関係において攻守所を変える内容に変わりつつあります。

 皆さん、頑張ろうではありませんか?

               塩見孝也