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2005年 4月 19日(火)19:00〜  高田馬場「トリックスター」にて 第二回目開催

「第二回目 塩見塾」のお知らせ

           
塩見孝也


 第一回目の塩見塾(3月31日)は、おかげさまで盛況裡に終わりました。

 今回、第二回目ののゲストは、堀辺正史氏(日本武道傳骨法會 創始師範)です。

 今回は、日本人の根底にあるはずの「武士道」と「もののふ精神」についてのワークショップです。

 そもそも「日本人とは何か?」の第一テーマに大胆に切り込みます。

 堀辺氏と塩見の対談は「格闘技通信」372号(4月8日発売)と、373号(4月23日発売)の二回にわたって掲載されています。

 氏は武道・格闘技界の思想的、理論的指導者ですが、今回の対談で「武徳を持った非暴力」で議論し、基本的な一致を見ました。

 日本人の基層である縄文人は、列島での一万年の自然と一体の中で人や自然にやさしい生き様を身に着けました。この生き様は、平安中期以降、関東の開拓農民が自らで耕した土地を守り、家族とともに逞しく生き抜くために労働、生産し、自主・自立(自律)する、独立自尊の人間、そのために覚悟をもって武を身に付け、実践する人間像へと展開してゆきました。

 優しくあるためには強くあらねばならない。強くあることで優しくあれる。

 このような、「もののふ精神」の原点を探る必要があります。

 この日本人の精神的核、“縄文(もののあわれ)ともののふ精神”は幕末・維新期に爆発しましたが、いま又このような精神が求められつつあるのではないか?

 この6〜7年、「武士道」についての書籍が「日本人論」と一体に店頭に氾濫しています。

 映画「ザ・ラスト・サムライ」以降よりこの動きは勢いを増しています。

 この動きは一般には、保守回帰、戦前回帰、封建主義賛美や「“近代の超克”復活」の動きと見られなくもないが、しかし未だ収斂点を見出してはいません。軍国主義や(超)国家主義にその隙を衝かれる危険もあります。

 しかし、その本質は、個人利己主義、拝金主義、快楽主義のグローバリズムの猖獗の中で、或いは、アメリカの対日専横、他方での最近のアジアとの関係の緊張といった動きの中で、日本人、日本民衆が自らの生き方において、より確かな、地に足の付いたものを日本文化、とりわけその精神性の中に探っている動きと見るべきと思います。

 自堕落で何でもあり、多様性、価値相対化、こんな精神、文化状況で誰でも、心のどこかで「凛としたもの」「凛々しさ」を求めているのではないでしょうか。

 それを「もののふ精神」の中に見出そうとしているのではないでしょうか?「もののふ精神」は初期発生期、革命的、民衆的であったし、その後徐々に保守化し、江戸時代に反動的に固定化されたものの、幕末期再び維新の志士たちの回天運動の中で、新しい質を持って蘇ってゆきました。

 そして、それは、又保守化しましたが、今また、3度目の蘇りの途上にあります。

 僕等民衆的反戦派は、しっかりした社会科学の観点に立って、この本質を見極め、戦後民主主義の弱点、「民族の切捨て」「(その結果としての)受け継ぐべき良き文化までの切捨て」を反省しつつ、「階級闘争至上・階級闘争非和解論」の偏向を克服しつつ、「新しい人間像」、「新しい日本人像」を創造的に確立しつつ、“民族”と“階級”を、民衆中心で統一してゆかなければなりません。

 真の民族派、(僕等から言えば、左翼民族派、民族派左翼)を登場させ、民族の背骨をしっかりと民衆が自覚し、民族派を統一し、我が国と世界への貢献の思想的心棒としなければなりません。

 でないと、左翼、反戦派はますます、エネルギー、ダイナミズムを失い、やせ細り、ひ弱な存在となってゆき、国と民族は亡国の憂き目に晒されてゆくでしょう。

 国を開くには、他方で一個二重な作業として国と民族の基層、根元に降る作業が必要です。こうしてこそ、対アメリカ、対アジアにも自主性、主体性を持って対してゆけます。

 「武徳を持った非暴力」でもって、冷戦再燃や核武装、軍拡の嵐にも、あるいは他民族排外主義にも対処してゆけます。

 さー、塩見塾で学び合おうではありませんか?



    ☆場所: 大人のしゃべり場「トリックスター」
           JR高田馬場・戸山口下車・徒歩2分
           新宿区高田馬場4−2−38 宏陽ビル B1F [地図はこちら]

    ☆日時:2005年4月19日(木)
           18:30開場 19:00開演

    ☆会費:1800円
         サポーター会員の方は1600円、学生は1000円。

    ☆お問い合わせ: トリックスター社 (03-5331-3261)

     ご予約が必要になります。
     お電話、またはトリックスターのホームページでご予約できます!