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「重信房子さんへの無期求刑は政治弾圧だ!ハーグ事件は無実だ!」
2.11集会に参加を


 皆さん

 以下に再録するものは、明日2月11日の「重信房子さんは無罪だ!反弾圧集会」の呼びかけチラシです。

 本集会は、2月23日(木)の彼女の最終判決公判に向け、傍聴の救援闘争を支えるために、事前に、「ロフトプラスワン」において、午後1時から持たれます。

 ハーグ事件においては、無実・無罪である重信さんを、何が何でも無期・有罪にすべく、最終弁論までが終了し、今や、「証拠隠滅」もいわんや「逃亡の恐れ」など全くなくなっているにもかかわらず、彼女は、接見禁止が、解除されないままの、前代未聞の状態におかれています。

 2・11集会を、圧倒的に成功させ、判決を見守り、裁判官を監視し、彼にめったなことは言わせないような監視の雰囲気を作り出そうではありませんか!

 どうか、チラシをお読みくださって、集会に、万障お繰り合わせの上、ご参加くださることを訴えます。
 僕もスピーチします。

               塩見孝也





日時:2006年2月11日(土)13:00〜16:30 (受付開始:12:30)

会場:ロフトプラスワン(東京・新宿)

主催:「重信房子さんへの無期求刑は政治弾圧だ!ハーグ事件は無実だ!」2.11集会 実行委員会
 
プログラム:

 1. 「報告・重信裁判・求刑の狙いと問題点」   弁護団

 2. 「バレスチナ革命と日本赤軍の連帯の軌跡」 足立正生

 3. 「最近の刑事弾圧・司法動向と共謀罪」   塩見孝也

 4. 「母 重信房子とパレスチナ革命」     重信メイ

 5. 「連帯コンサート」             PANTA

 6. 「メッセージ紹介」            集会実行委員会


                        
[実行委員会より]

 2000年11月8日重信房子さんが逮捕され、「旅券法違反」「(ハーグ事件)逮捕監禁・殺人未遂」容疑で起訴されてから5年。2005年9月2日東京地裁での検察側論告において「無期懲役」が求刑されました。そして2006年2月23日に判決が下されようとしています。

 重信裁判で私たちが見過ごすことができないのは、逮捕から求刑に至るまで一貫して、日本赤軍=「国際テロリスト」=重信房子=指導者=重刑という構図のもとに、何が何でも殺人未遂罪の「共同共謀」として立証しようとする検察=国家権力の意図が如実に現れていることです。

 「ハーグ事件」とは1974年9月13日、オランダ・ハーグのフランス大使館を占拠し、当時フランス政府に拘束されていたYさんの釈放を要求したものであり、PFLP(パレスチナ解放人民戦線)が主体の同志奪還作戦だったのです。その作戦の実行主体の3名が日本赤軍のメンバーであったため、検察はこのことに目を付け、当時から重信さんは日本赤軍のリーダーであり、日本赤軍は国際テロリストであり、したがって重信さんの指揮において「やったはず」という、捏造と推論によって「無期懲役」を求刑してきたのです。実際、検察側は論告求刑で「共謀共同」の具体性=「何時、何処で、誰と、どの様な内容で」共謀したのかを示すことができず、その代わりに「国際テロリスト」という言葉を数十回も使って、その無内容さを隠そうとしてきました。

 同容疑で逮捕されている西川純さん(公判中)、和光晴生さん(地裁で無期懲役判決、控訴準備中)の裁判のなかでも重信さんの関与は立証されていないばかりでなく、とりわけ和光判決においては検察側の「重信共謀共同」の主張ははっきりと退けられているのです。そこでも当時、日本赤軍は未だ組織としては確立されていなかったことは、多くの証人や証拠から明らかにされています。

 検察・警察権力は、従来から「日本赤軍は国際的テロリストである」という一方的な決めつけを行い、重信さん逮捕後、数十箇所の家宅捜査、強制的な事情聴取を、あたかも反テロ活動のための正当な治安活動であるかのようにマスコミなどを通じて印象づけてきました。そして「テロリスト」という烙印を押しさえすればどんな弾圧も許される、という既成事実を作ろうとしてきました。 

 パレスチナでの日本赤軍の闘いは、イスラエルの侵略戦争に抗して闘うパレスチナ解放闘争の一翼を担うものでした。そしてその闘いはアラブ社会をはじめとした、帝国主義に抗し、侵略・抑圧からの解放をめざす多くの人々によって支持されてきました。したがって、これを「国際テロリスト」として裁くことはアメリカ、イスラエルによるパレスチナ人民に対する侵略と抑圧に荷担することにほかなりません。

 私たちは5年にわたる公判での検察側主張の予断・偏見・推論から導き出した法律文書とは思えない論告求刑の矛盾を明らかにし、多くの人々に警察・検察の政治弾圧の不当性を訴えたいと考えます。

 「重信房子さんへの無期求刑は政治弾圧だ!ハーグ事件は無実だ!」2.11集会のご参加ご賛同を心から訴えます。



連絡先:東京都港区新橋2-8-16 救援連絡センター気付
     
賛同団体:「重信房子さんを支える会」、「帰国者の裁判を考える会」、「ムーブメント連帯」