「塩見孝也さんの出版を楽しむ会」 への誘い
「塩見孝也氏の出版を楽しむ会」実行委員会
このたび、私たちの友人、知人である塩見孝也さんが、出獄して14年目、『監獄記』(オークラ出版)が11月初旬に出版のはこびとなりました。
書きにくかった諸事情もあったことと思われますが、やや遅きに失する観はなきにしもあらずです。
とはいえ、本書では、塩見さんの27歳から48歳の20年間、東京拘置所、巣鴨刑務所、府中刑務所での獄中生活、そこで出会った人たちとの交流、監獄での苦闘、獄外での出来事との葛藤など、彼の生き様があますところなく描かれています。
満期で出所した塩見さんの獄中での珍談奇談満載、痛快で面白いムショ話もあれば、一方、深刻で、中には一部物議をかもすようなところもある興味津々の物語。それは他面で、国家権力と監獄当局の弾圧に対して、必死で信念を貫かんとした抵抗者の物語ともなっており、歴史的意義を持つ本とも言えるでしょう。
著述の労をねぎらいながらも、この本と彼自身を酒の肴にしつつ、さまざまな人たちとの新たな出会いもまた、楽しんでいただけたらと思います。70年闘争の当時を振り返るもよし、獄中談義に花を咲かせるのもよし、今後の日本と世界のことを忌憚なく語り明かすのも一興かと思います。
皆さん、お誘い合わせの上、ふるって出席いただければと思います。
日時/11月19日(金)午後6時〜8時(受付開始5時45分)
場所/小石川後楽園・涵徳亭
(酒の持ち込みができますので、お持ちよりください)
会費/5,000円(本付き)