寄稿・論文



自主日本の会

掲示板

コラム

イベント

リンク

 topページに戻る

 

          イラク侵略に思う 塩見孝也


 二人の押し込み強盗が、無法にも庶民の家庭に、武装して侵入しました。

家屋を占拠し、主犯の方は家人を殺したり、縛り上げたりして、服従を強い、もう一人は、自分達の占拠の為に破壊された家屋に強引に居座るため、「壊れていて、不便である。普請してやる」と“お為ごかし”の行動をしました。

 被害を受けた、家人の一人が、家人を助けようとしている人を「強盗達の片割れ」と勘違いして「拘束して」、強盗どもに「出て行け」と抵抗しました。

 現在、起こっている拘束事件は誤りですが、このような大局で捉えられ、政府の「人道的復興支援」と銘打った自衛隊派兵のまやかしは徹底的に批判されるべきです。

 両者の行為は同一平面では断じて論じられず、月とすっぽんの違いがあることがしっかり認識されるべきです。

 一方は自衛の行動から生まれた誤りであり、他方は爪の先から頭のてっぺんまで悪臭 漂う帝国主義の邪悪さを意識した行動の違いです。

 従属と侵略の小泉政権は直ちに「押し込み強盗」、その要の派兵を止めるべきである。

 この闘いを僕らは更に推し進め、政府と日本民衆は意見が違い、拘束された人々が、日本政府に反対する日本民衆の仲間で、イラクの人々に尽くそうとしていることを誠心誠意で説明し、解放を訴えるべきと思います。

 必要とされている事柄は、同胞の見地で、メディアも最大限利用しつつ、同胞見殺しの押し込み強盗の政府を徹底批判し「自衛隊即時撤退」の大衆運動を更に推し進め、他方でイラク民衆に“民衆と民族の国際主義的連帯”の見地で、3人の同胞の即時解放を訴えるべきでしょう。

 ナジャフは戦闘地域と化していますし、そもそも、今のイラクで“非戦闘地域”などあろうはずがありません。この点でも「派兵」のペテン的名文は破綻しています。

 義無き利のみの小ずるい政治から脱却し、徳高き信義ある日本を目指しましょう。