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Aさんから、mixiでよき意見、質問が送られてきました。これを紹介しつつ、僕の意見を述べることとします。
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▼Aさんからのメール
イスラエルのガザ侵攻には心が痛みます。10年ほど前、イスラエルに3か月ほど滞在いたしました。もともとユダヤのシオニズム思想に興味があったのですが、現地で感じたのは、「ここはパレスチナの土地だ」という思いでした。いかにホロコーストが史上稀に見る残虐な歴史だったといえども、だからといって他人の土地にイスラエルという国を建国してよいものではなかったと思います。
ユダヤというと、お金持ちのイメージがありますが、イスラエルへの移民は貧しい人が多いです。彼らを住む場所を奪ったほうにも責任はあると思います。ハマスのテロ活動で罪のないイスラエル市民も多く亡くなっています。
なかなか複雑な状況ですが、それでも今ここでガザへの無差別な攻撃は非難されるべき問題だと認識しています。
ラビン首相とアラファト議長の歩み寄りは一体なんだったのでしょう。また、彼らの土地に平和がくることを祈り、何か手助けできることはないか探っていきたいと思います。
塩見さまの記事、とても参考になります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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▼塩見より。
A様、ご丁寧なメッセージありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
あなたのおっしゃることは、十分一考に価します。
今回のシオニズム・イスラエルの非道な侵略行動につきましては、短期的要因と、より根本的な、大局的要因の二つがあると思います。
●僕は、短期的には、今の非道なイスラエルの行動は、彼らのお家の事情による、半年前以前から考え抜かれてきた、計画的行動の要因が第一と思っております。
アメリカ大統領選に見られるごとく、アメリカ民衆の戦争拒否が、オバマの意向とは無関係に、アメリカ新政権を規定し、イスラエル国家の存亡を規定しかねないことについてのシオニズムの深刻な危惧です。
このことを、シオニスト・イスラエル政権は、昨年の大統領選挙期間中、戦々恐々として考えて来たと思います。
言い換えれば、シオニズム・イスラエルのこれまでの存在を否定される危険に対して、逆に、先手を打って、新政権を彼らの戦略に同調させ、引きずり込もうとした対応と考えます。
この点で、「ハマスの対応」は、こじ付け的名文の要素が高い、と思います。
だが、他面では、ハマスのイスラエル「人」とシオニストを混同する対応は、付け入れられる面を、あなたが指摘されるとおり、持っていたとも思います。この点、彼らの言い分をよく知りません。知りたいです。
このような残虐な行動の思想的背景には、超反動のシオニズム、つまりユダヤ「人」【選良民族意識、思想】が存在していると僕は考えます。
この点で、シオニストとイスラエル「人」を、僕らは完全には同一視してはならず、あくまで、イスラエル民衆との国際主義的連帯の追及を投げ出してはならないと思います。
シオニズム思想、運動こそ、われわれの根本的打倒対象と思います。
●大局的捉え方としては、次のように考えています。
戦後、アメリカ経済−世界経済は、戦争なくしては、回らない構造になっています。そして、又、資本主義とはそういうものだと思います。
ベトナム戦争敗北以降、グローバリズム資本制帝国主義に、資本主義の第3段段階的発展を遂げたアメリカ資本主義らは、血を流して主権を獲得した発展途上国に対して、その「南」地域をグローバナイズするために、己の生産力格差を最大限利用しつつ、市場原理、価値法則を普遍化させようとしてきました。
この、目的は、かつての植民地から暴利をむさぼる、ことに代わって、「一応」主権を獲得した、「発展途上国」から、新たな質、やり方で暴利をむさぼること、と思います。
しかし、この実現は、市場競争だけに頼ることは、出来ず、己の圧倒的軍事力に「ものを言わせ」てのことです。恫喝だけでなく、世界の要所、要所で、それを、発動して行くことと一体でありました。このことを、僕らは決して忘れてはならないと思います。
特に中東−アラブ地域は、イスラムの衣をかぶっているとはいえ、「民族解放→社会主義」の闘いが継続されている地域です。
こういった地域では、「局地的“グローバナイズ”侵略、反革命戦争」の「熱戦」を実行し「南」−世界秩序をアメリカら国際的帝国主義は維持してきました。「南」「北」矛盾(いわゆる、南北問題)を抑え込んできました。このことで、アメリカ帝国主義は、「南」と世界に睨みを利かせて来たわけです。
この「局地」に限定された「熱い戦争」は、アメリカら「北」帝国主義の「グローバナイズ侵略」の鋭い「槍先」であり、国際帝国主義列強のグロバリゼーション運動の「培養源」といえます。
この、「槍先」としてアメリカ帝国主義はシオニズム・イスラエルを最大限利用して来ました。
イスラエルは、グローバリズム・アメリカ帝国主義の侵略・反革命にとって、なくてはならぬ、必要不可欠な「前線基地」、「橋頭堡」としてこれまで、戦略的に位置づけられて来ていました。
これは、アメリカ独占資本の中枢が、ロスチャイルドらユダヤ系国際独占体で占められていることとも、大いに関係しています。
だから、オバマがイスラエルを見捨てたりすることは、決してあり得ません。
彼にとって、残されているのは、自分に投票してくれたアメリカ民衆をいかにうまく騙すのか、ということだけです。
イスラエル・オルメトは、このことをしっかりと見据え、オバマに決定的な先制の牽制球を投げたわけです。
オバマは、「良心的仲介」とか言いつつ、猿芝居をやりつつ、必ず、イスラエルを、今後擁護してゆきます。
こういった、猿芝居を暴き、グローバライズ侵略、反革命戦争を打ち破れるのは、パレスチナー世界の国際プロレタリアートら民衆の断固たる結合された反撃のみ、と考えます。
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●以下、パレスチナ侵攻に関連する画像へのリンクの紹介をいただきました。
皆さん、先ず、この真相の姿を、目を背けることなく見つめ抜こうではありませんか!
メディアは、ビールの泡が冷えたような、ろくでもない映像や写真しか紹介しません。その上、シオニズム・イスラエルとハーマスを同列におき、喧嘩両成敗のような反動的ともいえる論評をつけるのみです。
■See Zionist Massacres!!
http://www.elfarra.org/gallery/gaza.htm
■Children suffer in Israel's war on Gaza - 15 Jan 09
http://jp.youtube.com/watch?v=1lVCAUBpG3w&fmt=18
何とかしてこの人道への挑戦を止めなければいけません.
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塩見孝也 |
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