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柳田健さんのアピールに感動する
2008年 2月 14日
塩見孝也
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僕は、この間の旧赤軍派同志に掛けられた言語道断の弾圧に対して、ふがいなさを感じつつもそれ以上に、権力者たちの、こういった動きに我慢できない怒りを感じます。
特に、和光春生さんの面会をして、痛切に感じました。
「よど号」田中義三同志の獄死、若生春生さんへの無期判決、無期判決を受けて仙台に下獄中の丸岡修さん、彼は本当に心臓病で、車椅子生活を強いられ獄死するかも知れません。
赤軍派以外に苦しんでいる、かつての70年安保闘争の戦士たちの情況も脳裏から離れません。
もっと包括的な反弾圧・救援の構想、陣形が必要と痛感していました。
こういったことを考えていた時、関西の僕の政治上の先輩筋に当たる柳田健さんからのアッピールが届きました。
時宜に適した素晴らしいものです。
皆さん、どうか考えてくださって、知恵、金、人間関係、協力の労働らお貸しください。
大谷弁護士は、重信裁判の主任の弁護士、川口さんは、よど号関係の主任の弁護士さんです。
これは、以下紹介する関西の田中義三「同志」を救援し続けた柳田健さんの感動的なアピールです。
この提案を受けて、もっと包括的な対策を考えてゆきます。
もっと包括的な反弾圧、救援の陣形が作らねばならない、ことを訴えます。
柳田さんは、赤軍派関係の人々や70年闘争を武装闘争で闘った人々は、もう40年近く経つのであり、手配、起訴、裁判、服役らやめ、全員社会に復帰させるべきである、と主張しています。
本当に、そうだと思います。
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塩見孝也
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●柳田健さんアピール |
「重信さんらアラブ赤軍、<よど号>メンバーに、20年、無期懲役という重慶攻撃がかけられています。
彼等は既に60歳前後です。若い時ならいざ知らず、この年で20年といことは生きて出られるということは難しいでしょう。
体の頑強であったよど号の田中義三は拘束7年で獄死しました。彼等が起訴されている件は、70年代前半のものであり、もう30年以上の前のことであります。
拉致被害者の曽我さんの夫、ジェンキンスさんは米軍の脱走兵です。彼は、一週間の営倉入りで釈放されています。
米軍は、今もイラクを始め、世界各地で戦争を行っている帝国主義軍隊です。前線での脱走は、通常「銃殺」に匹敵する重罪です。軍律厳しい米軍ですら、30年の時の流れは、このような経過となっているのです。
外国在住を理由に、「時効停止」を適用し、30年前の事件で起訴して、20年、無期の刑期を課することは政治弾圧以外の何者でもありません。
又政治犯には仮釈放はありません。殺人犯に仮釈放が在って、政治犯にないのはおかしな話しです。
外人記者クラブでは日本は他の地域に比べ、警察国家だという評価です。官僚支配の強さが、民主化を阻んできたことが、ここでも現れてきています。
去年一年間に起こった、年金問題、薬害訴訟でも同じことが言えます。
あらゆる分野で民主化をすすめ、官僚機構を弱めないといけません。
当局の不当な行為に声を上げ、抗議の王道を起こすことです。
塩見元赤軍派議長は20年間、服役しました。ハイジャックの田宮は ピョンヤンで客死しました。 ブルジョア的意味でも、「罪」はリーダー達によって、償われています。
そして、事件から30数年がたっています。
今や赤軍派は全て無罪です。何をいまさら、長期刑を課する理由があるのでしょう。
世界にもそんな例はないでしょう。
60年安保、70年ベトナム反戦を闘ってきた全ての人々に訴えます。
司法当局の 不当な行為に批判の声を挙げてください。
皆さん、それぞれに社会的影響力があるでしょう。
抗議の声を文書にして発表してください。声は大きいほど良い。多いほど良い。それは世論になります。
重信裁判の批判、義勇軍について論じてください。
「よど号」関係での「時効」の海外在住期間の停止、それで世論つくりの口火を切ってください。
大谷さん、川口さん宜しくお願いいたします。
皆さん、よろしく、お願いいたします。」
2008・1・12 柳田健 |
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