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近況報告

2008年 3月 4日

塩見孝也

少々、公的なこと、私的なこと忙しくしております。

1. 僕の賃労働、その後

賃労働の方は、順調に軌道に乗ってやって居ます。2回給料ももらいました。仕事も覚え、仕事上の第5班の先輩諸氏の人柄もわかってきました。

6班あり、各班、5人、計・30人で、朝、昼、晩とまわしてゆきますから、受け継ぐ前の班、4班と引き継いでくれる6班の、顔ぶれも、大分分かってきました。

朝、昼、晩でしんどい順は、晩、昼、朝のように思えます。晩は、機械から、金やジャーナルという記録紙や金を出したり、新たに備え付けたり、計算したり、シャッターを閉めたり、鍵を掛けたり、灯りやテレビや機械を止めたり、報告書を書いたり、沢山仕事があります。

未だ、憶え切れませんが、4月からは、ローテーションの義務として、班長、副班長(仮)らを、規則としてやれ、ということで、気が向かないのですがやらなければなりません。

平均、5時間余の労働ですが、主として立って居なければなりません。立つことが仕事です。お客さんと交流でき、ありがとう、ご苦労さん、と言われるのが、何よりもの激励です。

お客さんの質問に、的確に答えられると嬉しくなります。

高々の駐車場の管理の仕事ですが、それも66歳になって経験する賃労働なのですから、全く自慢などするには及ばないことですが、僕には世間の人々、労働者の生き様、労働規律、生活スタイル、生活感情などが、分かってきて、恥ずかしい限りですが、僕のマルキスト、自主革命家としての階級感情も、足が地に着いて来たように思えます。

高々、月9日間ですが、月の生活、活動のリズムがしっかりしてき、他の稼ぎや活動との配分も見えて来ました。自己労働(肉体労働)に基づき、というよりそれを含みつつ自活のめどが立ってくるのですから自信がわきます。

労働するともなれば、集団労働ですから、お客さんは勿論、仲間にも迷惑は掛けられませんし、ポカやらないよう、トチラないよう一定の準備もしなければなりません。

働けば、労働力を消費するのですから、その再生産のために、帰ればお湯に入り、下着を着替えたり、睡眠を上手くとることも必要です。

こうすると、エネルギーが充鎮され、翌日は、けろっとして仕事に就けるのですから不思議です。

しかし、このリズムを掴めば、活動の方、文章書き、勉強も、要領よくやれるのですから、時間がふんだんにあるより、集中して合理的にできるのです。

仕事で疲れないようにするために、ポットにお茶を作ってもらい、少々の甘いものは、役に立ちます。

何よりも<職住一体>が良いです。グローバリズム資本主義の、本質的、大局的動きの情報は、ある程度、お手の物ですが、土地の情報も入ります。これが、よいです。

後一ヶ月、見習いをやり、4月からは、係りも無難にこなしてゆくつもりです。

駐車場<クレア>は、「西友」のデパート(百貨店?)に来るお客さん用のものですが、土地、建物は清瀬市のものです。

ですから「市営」なのです。これを、業者が請け負っているわけで、この会社から、市役所を退職した人が、管理のため巡回してきます。

少々、お説教が好きな方ですが、もっとも、それが仕事なのでしょう。



2. 自由と生存のメーデー

待望の「自由と生存のメーデー」実行委員会に、2/17(日)に参加しました。 フリーター全般労組の人達が提唱し、もう4〜5年やっており、僕もいつも参加するのですが、今回は実行委員会メンバーとなって、やろうと思います。僕自身の勉強のためと、少しでもお役に立てれば、と思って。


「改憲阻止の会」の、二人のメンバーと出かけました。反改憲闘争が、その運動の階級基盤を主として、青年労働者に置いてゆく企図もあれば、勉強しながら、「プレカリアート」の労働運動が、もっと社会主義を目指すものに、高まってゆくことを望んでのことでもあります。

今回は「請負問題」と「居住問題」がテーマでした。

この実行委員会は、新宿5丁目の「管理者ユニオン」の事務所を間借りしてやって居ます。分かりにくいところですが、―――何度も訪問しようと思って捜したのですが、挫折しました―――事務所はかなり広いフローアでした。

この管理者ユニオンの設楽青じ氏は、僕の学生運動時代の、生協運動の友人です。

若い人達が中心で、僕には頼もしく思えましたが、3分の1ぐらいは、知っている人でした。 「塩見塾」のメンバーや「オールニートニッポン」のスタッフも居、雨宮処凛ちゃんも顔を覗かせていました。

この日は、デービッド・ハーベイ「新自由主義」「ニュー・インペアリアリズム」の研究会、林さんらの自衛隊出身参議院議員、佐藤氏の糾弾集会にも、招請されましたが、この実行委員会を最優先させました。

ハーベイは、買い込み、読んでいましたので、仲間に行ってもらいました。ハーベイは、マルクス主義経済学者で、教えられるところもあります。今春はネグリが来日するやら、学術的にも賑やかになりそうです。

「アタック」の諸氏らが中心なのでしょうが、「世界社会フォーラム」と連携しながら、徐々に「洞爺湖サミット」への対決の準備もなされつつあるようです


3. 「9条改憲阻止の会」動静

9条改憲阻止の会」も、3月1〜2の合宿を皮切りに動き始めました。以下は、「改憲阻止の会」の、今年前半の活動方針です。


1月13日、日本キリスト教会館で行なわれた運営委員会(24名参加)の内容を報告します。

9条改憲阻止の会
1. 討論合宿

「わが改憲阻止の会」の昨年の6・15を中心とする運動は、07年討論合宿から始まった。本年も、早い時期にこの討論合宿を行うことを確認した。これは、規約もない、会費もないという「われわれ」のある種の特殊性が自体によって必要とされることと思う。この討論合宿において、改憲反対運動の基本的内容を、様々な角度・視点から討議をしておくことは、その行動の確認とともに、われわれにとって相当程度重要なこととであろう。多様な諸個人が、互いに異なる相手を積極的に認めていく場である。

基本日程:3月1日〜2日(1泊だが、都合によっては宿泊抜きでも可と思う)

場所:未定

参加費:未定(出来るだけ安価にしたい)

そのための「世話人」を自薦他薦で選出した(◎正清、片山 源、渡辺亜人、三上、結柴、原、 淵上) (直後の1月15日に、この最初の世話人会を1月21日午後7時から事務所で開催することが決められました)。

2. 憲法問題に関するシンポジウム

どの程度のパネリストに参加願えるか不明だが、例えば、民主党「対案提出者」なども含めて、ある程度の異なりをもったパネリストを集められることが期待される(実施日は4月末から5月初め頃になるのではないか)

3. ピースウォーク(日本山妙法寺が中心となって実行委員会が作られつつあるが、これが広島、北海道、浜岡原発などから、憲法記念日に向けて「平和行進」を行うもの)の行進にわれわれも全面的に参加したい。

詳細は未定だが、各地の「われわれ」が部分的にでもこの行進に共同参画出来るようにできないか。予定は1日20Km程度の行進を行い、4月末には東京に到着し、最終的には5月4日〜6日の「9条世界会議」に合流したいとの予定(「9条世界会議」のプレ・イベントとして行われる)。また静岡あたりからは、改憲阻止の会の幟旗を次々と受け継ぐ体勢が取れないか、検討したい。また5月2日には、都内各地から、6・15のような形でのウォークも検討されている)。

この会議に、日本山妙法寺の石橋氏のご出席を頂き、終了後の懇談にもご同席頂いた。

4. 前項とは相対的に別のものだが、「9条世界会議」に積極的に「9条改憲阻止の会」として参加していきたい(詳細は未定)。

5. 今年もというか、今年はというか、会場確保との関連で「6・14日比谷小音楽堂」を決定した。

開催内容については会場の性質から一定の制約を受けそうだが、そういうなかで、われわれの特徴を活かしつつ、「07年6・15」を開催した精神で、「9条改憲反対」の最大限の共同・連合を求めて、「08年6・14」を開催したい、ということである。

そのための、当面する世話人のような者を自薦・他薦で選出した(取り敢えず準備を進めていく者:(◎江田、山中、吉本、塩川、蔵田、下山、結柴、佐藤路世、斎藤政、原、藤山、+淵上は当日には自薦しなかったがこの報告を書きながらどさくさにまぎれて自薦致しましたことをご報告致します)。
(文責:淵上)