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国会前で銀杏を拾って炒り、
それを肴に座り込みの打ち上げ
2007年11月4日
塩見孝也
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11月1日(木)、10時10分前頃、僕は、国会に着き、座り込みの体制作りを手伝い、この日は、17:00まで、国会前座り込みをやった。その後、国会傍聴をやりました。
この日は、インド洋の自衛隊の石油給油艦船の「テロ特措法」の期限切れの日でした。この日を期して、僕等はハンスト、座り込みを解くわけです。つまり、この日は、座り込みの“打ち上げ日”であったわけです。
なぜなら、法律の期限切れ故、インド洋上で、憲法違反の給油活動をやっていた、自衛艦に撤退命令が、出されるのです。
福田政権、与党の「新特措法」は、“間に合わず”です。
僕等は、10月20日の「国際反戦デー」の新宿闘争を挟みつつ、14日間、「新テロ特別措置法」制定反対!「9条改憲阻止!」をメインスローガンに、「海外の全ての自衛隊は、撤退せよ!」を呼びかけて、国会前座り込みを続けてきたわけです。
我々の「改憲阻止の会」と秋季実行委員会は、既に僕等の所定位置となった、ショバとなった、一番良い場所を占めるわけですが、場所取り競争の相手が、いないのは、少々残念でしたが、参加者は、そんなことなど全く気にせず、悠々たるものでした。
毎日、平均20名ぐらいの人が、入れ替わり、立ち代り、参加してきました。
僕等は、ハンスト、座り込みは、この春以来経験済みで、お手の物で、馴れています。
それで、闘争打ち上げ、をやったわけです。50名ぐらいの仲間が来られていました。
この日は、署名も少し大目で、カンパも若干集まりました。
「新特措法」が、衆参両院で、焦点化し、「衆議院強行採決」「参議院で否決」、再度「衆議院」に、差し戻され、又、強行採決するような事態が予想される11月16日頃には、必要なら、三度目の連続ハンスト、座り込み行動をやるつもりです。
僕等は、国会周辺の落ちた銀杏を拾い、皮をむき、干して来ました。
それと一緒にを持ってきたフライパン、ガスコンロで、それを炒りました。
買い出してきたビールや差し入れの「煮込み」や、お菓子らとこの銀杏を、各自5粒ぐらいに配当し、味わいつつ、乾杯し、一応の闘争終了を祝いました。
美味かったし、楽しかったよ。
銀杏は、大好評でした。僕等の仲間には、こういった素晴らしい思い付きをするセンスの良い奴がいるのです。
国会では、「新特措法」の審議が続けられており、僕等は、国会傍聴の代表団、5名を、その打ち上げの後も、国会に送り込みました。
僕も、その一人でした。
そこで、分かったことは「石油の給油のみ」、と称する「新特措法」が全く、“ざる”であることでした。
要するに、「戦闘行動とは、関係ない」と称しつつも、給油された、石油は、米艦のタンクに、これまで在った石油と合わさって満載されるのですから、「イラク発進の戦闘機は勿論、アフガニスタンに発進する戦闘機には使わない」と、称しても、実際には,「他の艦船推進のためら、他の用途に使用される」石油とは、現実には区別できないこと。
結局は、戦闘行動を、米軍と自衛隊が、連携行動をするための、給油活動になっている、つまり集団「自衛」安保活動を行っている、こと。
期限切れで、廃案になった「(旧」テロ特措法」と、全く変わらないことが、明瞭にされました。
質問者は、社民党の辻元清美氏、受け手は石破氏や外務大臣でしたが、辻元氏の質問に、しどろもどろで、回答者の間でも、同じ回答者の前の回答とあとの回答でも、回答が食い違っている体たらく、でした。
野党が上手く、「自・公」与党連合を追い詰めれば、「新テロ特措法制定」を流産せしめる可能性は、十分あり、と、僕は観ました。
翌日、11月2日(金)は、麻布区民会館・区民ホールでの「We 命尽きるまで」の試写会でした。僕も参加し、挨拶をしました。
僕は、11月中、下旬に、仙台,札幌、日高地方の平取(ピラトリ)で、このDVDを上映して行く、他方で、それを、全国キャラバン運動のはしりととする、提案をしました。
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〜 以 上 〜 |
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