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4・28に向けての最後のアッピール

2007年 4月 26日

塩見孝也

4・28・復活「沖縄デー」は、今日(4月26日)を入れて、後、三日目と迫りました。

僕ら、実行委員会は、最後の宣伝、組織化と行動準備に入っています。

安倍政権は、憲法「改訂」を目指す「国民投票法案」強行採決や自衛隊特措法によるイラク駐留2年延長、沖縄を凝集点とする米軍基地再編、日米安保の「日米の集団自衛」の名分の下、世界従属覇権の「集団安保への改編」の目論見、教育基本法改悪、ネオリベラリズム経済路線の徹底による労働者等民衆への目茶目茶な非人道極まる犠牲転嫁、と、ありとあらゆる〈従属)覇権、侵略戦争とネオファッショ、ネオ軍国主義、民衆生活破壊の道を形振り構わず突っ走っています。

これが、「戦後レジュームの改編、再編」、「美しい国へ」の実際であります。

しかし、この姿は、1972年5月15日の「沖縄返還」以降、否、米軍沖縄上陸の終戦時から、沖縄では、既に貫徹されて来ていた事態です。

そして、これが、これまで、米軍の銃剣支配と日本帝国主義の沖縄支配の頚木の下で、5・15、その前の終戦期以降、沖縄から、沖縄を典型的凝集地域として、実質、日本全土に展開されて行った、という歴史的成り行きであったわけです。

ウチナーは、薩摩の沖縄支配以来、ヤマト〈天皇制〉支配、米軍支配、そしてネオリベ日本帝国主義のグローバリゼーション支配の三重苦の支配の下に、日本社会の最底辺に落し込められ続け、喘ぎながらも、不屈に闘い続けています。

僕ら日本民衆、ヤマトンチュウは、日本民衆と民族の名に於いて、これを許さず、「日本帝国主義打倒!米軍一掃・安保粉砕!沖縄解放!」の旗の下、ウチナー民衆、民族と連帯し、断固として、一切の法儒を捨て、決起しなければなりません。

倒幕・維新として近代にアジアで最初に足を踏み入れながらも、その「近代」が先ずもって、沖縄の強制編入、ヤマト化、いわゆる「沖縄処分」でもって、そして、それに続く、アイヌ民族解体、宥和化、ヤマトへの、二つの域内少数民族を侵略・同化支配し、これをもって、大陸・太平洋の域外諸民族を侵略・同化支配へ、拡張していった決定的始まり、としてあった歴史的な支配階級の帝国主義支配を、日本民衆が許していったことを反省するなら、僕らヤマト民衆のこの負の遺産を、これこそが、清算する道であると考えなければなりません。

かかる観点を,しっかりと踏まえつつ、僕らは「日本・沖縄プロレタリアート・民衆は、内地、沖縄を貫いて団結し、大同に付き、9条改憲阻止、安保粉砕・沖縄解放、格差是正、安倍政権打倒!」の旗の下、60年代まで、民衆の祝祭日であった「4・28沖縄デー」を復活させんとしています。

安倍ら執権勢力もまた、「美しい国へ」の対米従属化の復古主義路線を実現しようとするなら、地域的に見れば、沖縄が要と、彼等なりに認識し、「皇軍のウチナンチュウ自決要求は存在しなかった」とか、「沖縄は、日本民族の、のどやかな南の癒しの島」であるとか、ウチナンチュウの文化を換骨奪胎化す巧妙な宥和主義の文化政治路線を敷き、他方では「米軍基地経済が無ければ、沖縄県民はやってゆけない、開発と成長だ」とかインチキな実利主義を煽り、嘘八百を並べ立てています。

しかし、沖縄の青年は二人に一人が失業し、病疾率は高く、経済的貧困の度合いは、本土と比べ物にならないくらい高いことを、狡猾に隠蔽しています。
僕らは、一方で沖縄がアジア最大とも言える「基地の島」であることを暴きつつ、他方で
このような、狡猾な宥和主義の文化、政治路線を暴き、日本近代以来の反動的他民族拝外、反動的宥和主義政治を打ち破って行かねばなりません。

僕らは、新宿「ロフトプラスワン」で、12時より、政治討論、政治集会のトーク、フェスタを行い、PM5時より、大久保公園に結集し、5時半よりデモを開始し、柏木公園まで新宿駅周遊の都心デモを貫徹いたします。

 僕らは、ウチナーと固く連帯しつつ、上述した政治的、思想的意志を鉄と固め、東京都心のど真ん中から、「4・28沖縄デー復活!安倍政権打倒!」の政治的大号砲を声高らかにぶっ放します。

デモこそ、僕ら民衆の直接的な意思、意志の表明と考えます。

どうか、皆さん、4・28、新宿ロフトプラスワンにお集まり願い、新宿都心デモを貫徹しようではありませんか。