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安倍内閣打倒の橋頭堡は築かれた!!

2・7 「阻止の会」を招いての、「憲法トーク」、やりとげたぞー。

そして、4・28「沖縄デー」へ。

2007年 2月9日

塩見孝也


写真提供:ムキンポ氏


★ 皆さん、2・7「憲法トーク」イベントが成功裡にやり遂げられたことを報告させていただきます。

参加者は60名余の方達でした。ご参加して下さった方々に心より、ありがとう、と感謝の意を表明させていただきます。

パネラーの小川、江田、正清の「9条改憲阻止の会」リーダー、三先輩、ご苦労さん、で、ありがとう、ございました。

小川さんの年齢と反対の切れ味のある理論性、江田さんの視聴者をきっちり意識した簡潔で要を得た説明・展開、正清さんの実証的展開性や論点に食いつく積極性、さすが「阻止の会」のリーダーと思いました。

ゲストの鈴木邦男さん雨宮処凛さん神沢敦子さん市野善也さん、どうもありがとうございました。

鈴木さんの独特な、左右両面気配りながら、落着く所の結論は僕らに近い、簡潔でもって回った複雑話法、ますます冴える。これが格好良かったです。

一時は、氏を中心に回っていました。さすが、僕の友人。

雨宮さんの、「生存権」論に立脚した、決然たるニート、フリーター擁護論は、随分と磨かれ切れ味が良かったです。

彼女は、これで堂々と4っに組んで石原慎太郎都知事と渡り合い、法の枠内ながら、“暴動闘争をやる(これはどう見ても言語矛盾と思われます)”と宣言したのです。たいしたものです。見上げたものです。

この、石原氏との対談、インタビューの件は、1月29日発売の「週刊女性: 2月13日号」をお読みください。

市野善也さんも処凛さんと同じ論調ながら、「引籠もり」体験に立脚したもので、雨宮さんとは一味違う所も見られました。

時間の都合らから、彼にはもう少し、僕の方も「振って」喋ってもらい、「老人組み」に、青年労働者の実情を理解してもらうよう気配りすべきでした。

しかし、あそこは「討論」「闘論」の場、僕の迂闊さなど気にせず、「振り」を待たず、どんどん喋って下さって良かった、ことも次の教訓としてください。

初めての神沢さん、特に、ありがとう、ございました。

慣れぬ所でしたが、落着いておられ、彼女の個性、感性、思索の内容の鋭い片鱗は随所に現われていました。場慣れされれば、十分輝かれ、十分行けますよ。

それにしても、女性は男と同じく、「命を大切にし、自主性を求める存在」ですが、「男とは違う“別の人種”の面」も持ち、そこが、人生にとって面白いと考えるものですが、彼女が醸しだす「エレガンス」性が、このイベントを引き立て、華やかさを与えてくれたことは明らかです。

ミク友ではありましたが、突然お願いしたのにも関わらず引き受けてくださって本当にありがとうございます。

これにめげず、今後もよろしくお願いいたします。


★ 固物(かたもの)のテーマ、多忙でやや、準備不足の観、無きにしもあらず、でしたが、このテーマを、非常に高い水準の世界史の行方、哲学、思想・人間観などの視角から論じました。

他方では向こう5年間ぐらいを射程にした彼・我の政治分析や反改憲闘争の諸論点や展望、当面の安倍内閣の現状と問題点、対決点、政治情勢把握、民衆運動における全人民的政治闘争と生活・労働問題の現状やその結合の方向、運動論、或いは「資本論」ら古典の学習の必要性や現代グローバル資本主義論、らら諸分野が錯綜する、或いは、錯綜させつつ、トータルに、かつ現実に密着し、時にユーモア、時に一点集中の真剣勝負で、叉丹念に創られたビデヲ上映で、一応のビジュアル性を交え、会場と一体になってやりました。

あの、ビデヲは柳沼克男さんが編集されたもので、今回のイベントも彼は収録し、編集されます。皆さん、必要とされる方は氏の方に連絡してください。

柳沼さん、ありがとうございました。


★ ここで、情況を切り開いてゆくのは、他の誰でもなく、他のどの勢力でもなく、外国の権威でもなければ、過去の干からびた教条の護教でもなく、己自身、一人一人が、情況を双肩に受け止め、自分の想像力、創造力、意識性を恃み、己をギリギリの所まで試すべく、挑戦してゆく精神、姿勢が独立自主、自尊、自負あるものの姿であると確認されました。

全ての民衆は、自分が何処までやれるか、それを試す、その限界までの挑戦を問われていると思います。


★司会につきましては、「田原聡一郎張りにやる」と宣言したとおり、「蛮勇」を振るい、仕切ってゆきました。

僕は、幾度もの経験から、最初に「塩見塾」を開始するに当たって「公正中立」の廻し役であってはならず、司会も主張を持ち、自己の思うところを言う「発言者」、「主張者」であることを宣言してきました。

自己の主張を持ったある種の「蛮勇」「独断専行」を辞さない、司会をやることを宣言して来ました。

こうしないと、「塩見塾」として、やった意義もなければ、このイベントの個性も発揮されないし、回ってゆかないこと、をご了承お願いいたします。

鈴木さんとは、この点では、司会論で意見が違い、いつもぶっつかり合い、時には彼に撹乱されたりもしますが、今回は、氏の術中に陥らされず、きっちり廻したと思っています。基本的に、これで良い、と思っております。


★論点としては

1.安倍が、何故これほど、血迷っているのか、国際・国内情勢の分析から詰めてゆくこと、彼の思想、人格、人生、経歴、政治手法と「美しい国」論、「改憲」志向との関連の暴露、内閣の不行跡、特に〈女は子を産む機会〉の徹底批判。或いは〈今国会は、≪改憲〉ではなく、≪格差是正≫国会なることの主張、可なり詰めましたが、もう少しだったこと。

つまり、安倍内閣打倒の理論的、思想的、政治的基礎付けをもう少し、つめきること。

2.押し付け憲法論などは鮮明になりましたが、「攻めて来たらどうするか」「民衆としての自衛論」〈自衛隊処理論〉ら未だ弱かったこと、これを踏まえてのことですが「国民投票法案が何故不要か、どう批判すべきか」

らも、結論方向は十分出ていましたが。もう少し詰め切れませんでした。

この辺の反省を明日への前進の糧としつつも、僕ら参加者は、“安倍内閣打倒!”の先駆的布陣、突破口を切り開いたものと、僕は自負しています。

3.時間がなく、構想不足もあり、僕の念願である、本年4・28の「沖縄デー」闘争に触れられなかったのは、残念でした。

 僕らブント系活動家、新古典派マルキストを中心に、叉、これと「フリーター」「ニート」「いじめ・不正規労働(正規労働も今やそうである)からくる、精神病質、薬物ら依存症の仲間達ともしっかり結合し、僕らブント系活動家、新古典派マルキストを中心にアクティビスト達は連合し、これまで没却視されていた、≪沖縄デー≫を、本年、復権し、4・28には決起し、断固として闘いぬき、安倍内閣に痛打を浴びせてゆくつもりです。

これを、やり抜いてこそ、このイベントの意義は輝き渡ると、と思います。

日本帝国主義打倒!安保粉砕!世界同時革命!

自主・自立し、世界に開かれた、民衆第一の徳高き信義ある日本へ!

日米安保粉砕!反改憲!沖縄を始めとする米軍基地再編成と、日米、アジアを始めとする世界の民衆、民族と連帯して、真正面から闘いぬこう。


               塩見孝也