寄稿・論文



自主日本の会

掲示板

コラム

イベント

リンク

 topページに戻る

 
若干の報告や年末や新春のこと

2006年 12月 13日

塩見孝也


11月23日の〈資本論研究会〉、雨宮処凛さん司会の11月24日の〈電脳ラジオ放送、「オール・ニート・ニッポン」〉へのゲスト出演、11月26日〈反戦と抵抗のフェスタ〉参加、と、先月末から若干、忙しかったです。

今月も、引き続いて、少々、忙しくなっています。

12月5日は、〈9条改憲阻止の会・寄り合い〉、12月7日には、大阪高裁に出かけ鹿砦社社長・松岡利康さんへかけられた〈言論・表現抑圧の裁判闘争〉「控訴審第1回闘争」のため、関西に出かけました。

関西に行った目的は、関西の松岡さんとの連帯が第一ですが、関西での〈9条改憲阻止の会〉の運動を軌道に乗せる為の、激励の工作という目的もありました。

鹿砦社闘争に関しては、詳細は〈紙の弾丸〉の9月号に詳しいです。http://www.rokusaisha.com/ をお覗きください。

ちなみに、僕は東の言論表現の弾圧の典型として法政大学学生諸君への退学・停学処分、西の鹿砦社弾圧事件を横綱級の闘争と考えていますが、法大での、2月下旬の弾圧に対する、法大生を中心とする〈表現、言論の自由〉を実現する闘いは、今も、学園、法廷で不屈に続けられ、叉、最近、彼等の仲間が逮捕されました。

どうか、ネットで見て下さい。この件は、ロフトでの第6回塩見塾で取り組みました。


12月16日は、既に予定発表・告知致しました通り「塩見孝也の大忘年会」と銘打って忘年会をやります。

今年、お世話になった人々、新しく知り合った人々、これまでの友人・知人達にお礼、感謝の意を表わし、皆で、楽しく過ごそうと思います。

この日は、昼間、市野善也君ら、若い人達の高円寺での「ひきこもり&ニート交流会」があります。

参加させて頂いて、その後、忘年会をしようと思います。

皆さん、高円寺での「交流会」と、「大忘年会」をよろしくお願いいたします。


12月19日は、先日アップした様に、池口恵観法主(鹿児島最福寺)の祝賀会に出席いたします。


第5回「資本論研」、12月23日(土)にやります。

柳沼君ら気合が入っています。

僕の第4回「資本論研」如何でしたか。

来年は、柳沼さんらと、若いディレクターも居らっしゃり、動画も合わせ、音楽らも工夫し、〈ネットラジオ、「塩見塾」〉も始めます。ご期待を!


新春1月6日(土)、18:30から、〈沢口友美さん一周忌〉を前にして、ジュンク堂の〈ブックレビュー〉で正狩炎氏著の〈反戦ストリッパー、白血病に死す、―沢口友美伝〉出版の記念トークを雨宮処凛さんらとやる予定です。

これが、来年の初仕事になりそうです。 (チラシのPDFファイルはこちらです)


さて、11月24日の「オール・ニート・ニッポン」は、若きスタッフ、YさんやKさんらの、自分たちも含めたニート青年達への思い、或いは処凛さんなどの想いが伝わってくる、若々しい企画、センスにあふれた、実に立派なものでした。

こういった、企画を物怖じせず、大胆に取り上げてゆく姿勢に、ロフトとも違った素晴らしさ、新しさを感じました。

僕は高円寺の「素人の乱」の松本さんとの鼎談を期待して、居たのですが、彼の母堂の49日で、折悪しく出席できず、が残念でした。

急遽、Tさんという方がピンチヒッターで、こられましたが、全く知らない方で、やや途惑いました。

東京の実情も知らずの、九州在住の人のようで、「反革命、ファシスト」を名乗る人で、それなら「反革命家」と名乗れば、それはそれで、良いのですが、「革命家」を名乗っているのには、困りました。

“革命家”という看板は、僕の考える所、もっともっと重いもので、軽々に使ってもらっては困ります。

少々、倣岸で、話しが噛み合いませんでしたが、余り、奇矯な行動はやめ、また奇矯な「ファシスト」などの看板は下ろし、この人の音楽や文化運動の面を伸ばされたら良いのではないか、と思いました。少し、残念でした。

これは、「オール・ニート・ニッポン」の側に責任は全くないわけですが、相当、ミス・キャストではなかったでしょうか!

それにしても、視聴者とネットで繋がり、視聴者の声が、処凛さんのパソコンにどんどん流れ込んで来、それを、トークの素材にする手法は斬新でした。

その過程で、処凛さんのファンであったお子さんを、この日に、亡くされた親御さんからの、突然の報告があり、僕等は、驚愕し、心からのお悔やみを、お伝えしました。悔しかったです。


11月26日の「反戦と抵抗のフェスタ」もまた、良く準備されたエネルギーあふれる、混沌の中にも原則を持った、立派なもので、デモも素晴らしかったようでした。

僕は、都合で、第三部の夜の部の討論会の方に参加しました。

「過労死」で亡くなった仲間への態度を巡って、深刻な、白熱した議論が闘われたようですが、僕も、最後に、一言発言させていただきました。

全体として「プレカリアート」ら、この辺の世界の仲間達は、「全員集合」の感じで、僕は、2月、6月、10月の「貧乏人達の国際連帯集会」と、この方面の行動に、今年、4回参加させていただきました。 

それぞれ、特徴もありますが、段々に整備され、回を追うごとにしっかりしてきているように思えました。

「オール・ニート・ニッポン」の青年たちも、こられていました。百戦錬磨の50台の労働運動活動家の、「文化と情報に重点を!」など、的を衝いた、印象に残る発言などもありました。

僕は「80年代、90年代の、意識情況に合わせたスローガンを、もうそろそろ止め、真正面から資本主義とその政治を批判する、今の安倍内閣との攻防情況に合致した攻勢的スローガンが欲しいなー」、或いは、「このプレカリアートの青年たちと9条改憲阻止の会の運動が、結合し、全民衆的な政治の分野でも、このような青年たちが進出され、主力になって欲しいものだ、と思いました。

               塩見孝也